インシデント対応
いんしでんとたいおう
意味
インシデント対応とは、情報セキュリティ上の脅威やシステム障害、運用上の重大なミスなど、組織の事業継続や情報資産に悪影響を及ぼす予期せぬ事態が発生した際に、その被害を最小限に抑え、速やかに通常の運用状態へ復旧させるための組織的な一連の活動を指します。単に技術的な復旧作業を行うだけでなく、事態の検知から初期分析、原因究明、関係者への報告、そして再発防止策の策定に至るまで、あらかじめ定められた手順や方針に基づいて総合的に実施される点が大きな特徴です。近年の複雑化するIT環境においては、情報漏洩や不正アクセスなどのセキュリティ事案だけでなく、システム全体の停止を伴うトラブル全般に対応する広範な概念として位置づけられており、現代の企業や組織におけるリスク管理において極めて重要な要素となっています。
類義語
事故対応、緊急時対応