インクリメンタル学習
いんくりめんたるがくしゅう
意味
インクリメンタル学習とは、機械学習において新たなデータが追加される都度、既存のモデルを破棄してゼロから再学習させるのではなく、追加されたデータを用いてモデルを順次更新していく学習手法のことです。逐次学習やオンライン学習とも呼ばれ、データが継続的かつ段階的に発生する環境に非常に適しています。従来の一括学習では、データが増えるたびに膨大な計算資源と時間が必要となりますが、インクリメンタル学習では過去の学習成果を保持しながら新しい情報だけを効率的に取り込むことができます。これにより、システムの運用コストを大幅に削減しつつ、常に最新のデータ傾向を反映したモデルを維持することが可能となります。現実世界の多くのデータは時間とともに変化するため、現代の人工知能技術において極めて重要な役割を担っているアプローチです。データを少しずつ処理する性質上、大規模なデータセットを扱う際にも柔軟に対応できる基盤を提供します。
類義語
逐次学習、オンライン学習