メトリクス基準学習
めとりくすきじゅんがくしゅう
意味
メトリクス基準学習とは、ITシステムのパフォーマンス監視や運用管理において、収集された監視メトリクスの時系列データからシステムの正常な状態を示す動的な基準値を自動的に学習する手法のことを指します。従来のシステム監視では、管理者が経験に基づいて一律の静的な閾値を設定することが一般的でしたが、この方法ではシステムの負荷変動や季節変動、日々の利用パターンの変化に追従することが困難でした。これに対し、メトリクス基準学習では、過去の運用データや周期的なトレンドを機械学習などの手法を用いて解析し、時間帯や曜日、稼働状況に応じた柔軟な基準値を算出します。これにより、環境の変化に伴う誤検知を大幅に抑制しつつ、真に異常な挙動を早期に発見することが可能となります。近年の複雑化したクラウド環境やマイクロサービスアーキテクチャにおいて、システムの信頼性と運用効率を維持するための重要な技術として広く活用されています。
類義語
距離度量学習、類似度学習