群知能
ぐんちのう
意味
群知能とは、アリやハチなどの社会性昆虫や鳥の群れなどの集団行動から着想を得て発展した、人工知能や情報工学における計算パラダイムの一つです。個々の構成要素は単純な規則に従って局所的な相互作用を行うのみであり、システム全体を統括する中央集権的な統制者が存在しないのが特徴です。それにもかかわらず、個々の単純な振る舞いが積み重なることで、システム全体としては高度で複雑な問題解決能力や適応能力を示す現象を指します。自然界における生物の群れが持つ優れた最適化能力を数理モデル化し、工学的な問題解決に応用するために提唱されました。近年ではコンピュータ科学だけでなく、経済学や社会学の領域においても、集団の意思決定メカニズムを理解するための重要な概念として研究されています。
類義語
スウォームインテリジェンス、集合知能