史的客観性
しきてききゃくかんせい
名詞 上級 ★★★★★意味
史的客観性とは、歴史研究において事実を客観的に再現しようとする姿勢や方法論を指す概念である。歴史は主観的な解釈や価値判断が入り込みやすい領域であるため、史的客観性は資料の多角的検証、文脈の再構築、批判的思考を通じて、できる限り中立的かつ再現性のある歴史像を構築しようとする試みである。
用例
現代の歴史学では、絶対的な史的客観性の実現は不可能であるとしながらも、可能な限り偏りを排した分析を目指すことが求められている。
歴史研究における理想と現実の緊張関係、および研究者の姿勢を示す文脈で使用されています。
類義語
歴史の客観性、歴史的中立性、事実の再現
対義語
歴史的主観性、歴史相対主義、歴史虚構