RASP
らすぷ
意味
RASPとは、Runtime Application Self-Protectionの略称であり、日本語では実行時アプリケーション自己防衛と訳されるセキュリティ技術です。従来の外部からの通信を監視するファイアウォールとは異なり、アプリケーション自身の中に組み込まれて動作する点が最大の特徴です。実行中のプログラムの挙動や内部のデータフローを常に監視し、不正な操作や脆弱性を突いた攻撃を検知した場合には、即座に処理を中断したり警告を発したりして被害を未然に防ぎます。これにより、開発段階で見落とした脆弱性に対するゼロデイ攻撃などに対しても、高い防御効果を発揮することが期待されています。アプリケーションの動作を内側から直接保護するアプローチをとることで、外部の境界防御をすり抜けて侵入を試みる高度な脅威に対しても、システムの中核を守る最後の砦として機能します。近年の多様化するサイバー攻撃に対抗するため、ソフトウェアのライフサイクル全体を通じたセキュリティ向上の一環として導入が進められています。