クォーラムデバイス

くぉーらむでばいす

意味

クォーラムデバイスとは、高可用性クラスタシステムにおいて、ノード間の通信が分断されるスプリットブレイン現象を防ぎ、システムの整合性と可用性を維持するための調停用ハードウェアまたはストレージ領域のことです。クラスタを構成するノード数が偶数個の場合などに、過半数の合意を形成するための投票権や特定のフラグを保持する役割を担います。ネットワーク障害などによってクラスタが複数の孤立したグループに分断された際、クォーラムデバイスにアクセスできたグループだけが正当な稼働グループとして処理を継続し、他のグループはデータ破損を防ぐために自動的に停止します。これにより、複数のノードが同時にマスターとして振る舞うことで発生するデータの破壊や競合を防ぎ、企業システムやデータセンターにおけるミッションクリティカルな環境の安定稼働を根底から支える極めて重要なインフラストラクチャ要素として広く活用されています。

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