実存主義(じつぞんしゅぎ)
別表記:存在主義
普遍的な本質存在に対して個別的で偶然的な現実存在の優位を説き、人間の実存を哲学の中心に置く思想的立場。
データ
- 種別
- 概念・思想・理論
- NDC分類
- 114(人間学)
- 原語・原綴
- 英語 existentialism / フランス語 existentialisme
- 品詞
- 名詞
概要解説
実存主義は、人間の個別の生存や闘いを探求し、普遍的で必然的な本質存在よりも、個別的かつ偶然的な現実存在の優越を主張する思想的立場である。それまでの哲学の主流であった合理主義や実証主義に対する反動として19世紀に萌芽が見られた。20世紀の二度の世界大戦による大量破壊を経て大きく発展した。1930年代にはドイツでマルティン・ハイデッガーやカール・ヤスパースらにより「実存」概念の導入が進められた。1940年代半ばにフランスのガブリエル・マルセルが用語を用いて一般化した。ジャン=ポール・サルトルは「実存は本質に先立つ」と述べてこれを受け入れ、1945年の講演をもとに著書『実存主義とは何か』を刊行した。立場としてはキルケゴールやヤスパースらのキリスト教実存主義や、サルトルやモーリス・メルロ=ポンティらの無神論実存主義などに分類される。
語源・由来
「実存主義」という名称自体は、1815年にドイツの『一般文学新聞』において Existentialismus という語で既に使用されていた。1940年代半ばにフランスのカトリック哲学者ガブリエル・マルセルが用いたことで一般化した。
主要出典
作成:AIにより生成・検証(作成方法)
初版:2026-10-12 / 最終更新:2026-10-12