隠喩(いんゆ)
別表記:メタファー / 暗喩
比喩の一種であり、「…のようだ」のような比喩であることを明示する形式を用いずに、ある事物を別の事物で表現する修辞技法。
データ
- 種別
- 概念・思想・理論
- NDC分類
- 801(言語学)
- 原語・原綴
- ギリシャ語 μεταφορά / ラテン語 metaphorá / ドイツ語 Metapher / 英語 metaphor
- 品詞
- 名詞
- タグ
概要解説
隠喩は、比喩であることを明確に示す語を用いずに他者を言及して文学的効果を生み出す修辞技法の一種である。古代ヘブライの『詩篇』(紀元前1000年頃)にも鮮明で詩的な使用例が見られる。西洋では古代ギリシャのアリストテレスが『詩学』においてその意義に初めて触れたとされる。伝統的には表現上の技法とみなされてきたが、1980年にジョージ・レイコフとマーク・ジョンソンが『レトリックと人生』を著し、隠喩を言語活動のみならず思考や行動など日常全般に深く関わる根本的な概念操作として位置づけた。この分析は広い支持を集め、研究者の間における認知や位置づけを大きく変化させた。物語全体で暗示を行う寓喩や、形式を明確にする直喩など、他の比喩表現とともに分類・研究されている。
語源・由来
英語等の「メタファー」という語自体も隠喩であり、「所有権の移動」や「転送」を意味するギリシャ語に由来する。
関連語
- 対義語
- 直喩
- 関連語
- 換喩 | 提喩 | 寓喩
主要出典
作成:AIにより生成・検証(作成方法)
初版:2026-11-02 / 最終更新:2026-11-02