道徳的相対主義(どうとくてきそうたいしゅぎ)
別表記:倫理的相対主義
人や文化によって異なる道徳的判断の相違に着目し、絶対的な道徳的基準を認めない哲学的な立場の総称。
データ
- 種別
- 概念・思想・理論
- NDC分類
- 150(倫理学・道徳)
- 原語・原綴
- 英語 moral relativism
- 品詞
- 名詞
- タグ
概要解説
道徳的相対主義は、異なる人々や文化における道徳的な判断の違いに関する哲学的な立場を総称する用語である。規範倫理学的な側面では、絶対的な正誤が存在しないため意見の違いがあっても他者に寛容であるべきだと主張される。また、現実の不一致のみを示す記述的立場や、客観的判断の否定を扱うメタ倫理学的立場も含まれる。歴史的には古代ギリシャのプロタゴラスが「人間は万物の尺度である」と主張し、ヘロドトスも文化ごとの信念体系を観察した。近代ではスピノザが本質的な善悪を否定し、ヒュームも展開に寄与した。19世紀にはニーチェが価値の相対性を論じ、20世紀にはウェスターマークによる理論化やベネディクトら人類学者による自文化中心主義への注意喚起が行われた。本見解は、普遍的な道徳的基準の存在を認める道徳的普遍主義と対照的な立場とされる。
関連語
- 対義語
- 道徳的普遍主義
- 関連語
- 規範倫理学
主要出典
作成:AIにより生成・検証(作成方法)
初版:2026-11-01 / 最終更新:2026-11-01