量子もつれ(りょうしもつれ)
別表記:エンタングルメント / 絡み合い
量子多体系において古典確率では説明できない非局所的な相関を示し部分系の積として表現できない状態または現象
データ
- 種別
- 自然科学・工学
- NDC分類
- 421(理論物理学)
- 原語・原綴
- 英語 entanglement
- 品詞
- 名詞
概要解説
量子もつれとは、量子多体系において現れる、古典確率論では説明することができない相関およびそれに関連する物理現象である。構成される部分系のテンソル積として表すことができない状態、すなわち全体の量子状態がそれぞれの部分系の状態の積の形へと分解できない場合を、量子もつれ状態と呼ぶ。この現象や概念に対して「もつれ」という用語を用いて表現したのは、エルヴィン・シュレーディンガーが1935年に発表した論文が最初である。歴史的展開として、1950年にウーとシャクノフが散乱消滅放射の角相関に関する報告を行い、空間的に分離した光子対におけるもつれを初めて実験的に実証した。さらに1964年にはジョン・ベルが独自の不等式を提案し、量子もつれが示す非局所的な特徴を実験によって検証することを可能にした。
語源・由来
日本語の「もつれ」は1610年代に動詞「もつれる」から派生した名詞である。また英語の「entanglement」は、1630年代に「絡む」を意味するフランス語の「entangler」に由来している。
主要出典
作成:AIにより生成・検証(作成方法)
初版:2026-10-12 / 最終更新:2026-10-12