投機的実行
とうきてきじっこう
意味
投機的実行とは、CPU がプログラムの制御フローやデータ依存性を予測し、実際に必要になるかが確定する前に命令を先行して実行する技術です。分岐予測ユニットが次に取るべき分岐先を推測し、そのパス上の命令をパイプラインに投入します。予測が正しければ実行はそのまま継続され、予測が外れた場合は結果が破棄され、正しいパスの命令が再度実行されます。このプロセスにより、命令待ちやパイプラインの空転が減少し、全体的なスループットの向上を狙います。また、投機的実行はマルチコア環境や高周波数で動作する際に顕著な性能向上効果を示すことが報告されており、近年のマイクロアーキテクチャ設計において標準的な機能となっています。
類義語
推測実行、先読み実行