遠近感(えんきんかん)
人間が平面上の画像や絵画などから空間の奥行きや立体感を感じ取る視覚的な感覚。
データ
- 種別
- 概念・思想・理論
- NDC分類
- 141(普通心理学・心理各論)
- 原語・原綴
- ラテン語 perspicere / 英語 perspective
- 品詞
- 名詞
概要解説
遠近感とは、人間が絵や画像から空間の奥行きを感じる視覚的な感覚である。視覚芸術においては、遠近感を表現する手法の総称として遠近法が用いられる。代表的な技法には、遠くの対象を小さく描く大小遠近法や、重なりで前後関係を示す重畳遠近法がある。さらに、大気効果を模倣する空気遠近法やモチーフを短く描く短縮法、代表例である線遠近法も存在する。表現の歴史は古く、約32,000年前のショーヴェ洞窟壁画には重畳遠近法で描かれた動物が見られる。紀元前5世紀頃の古代ギリシャでも、舞台美術で奥行きを得るための書割に遠近感が利用された。また、逆遠近感の応用として、観察者の位置移動に伴い静止物体が変形して見える錯視立体図形も研究されている。
語源・由来
英語で遠近感や遠近法を意味する perspective は、見通すことを意味するラテン語 perspicere に由来する。
関連語
主要出典
作成:AIにより生成・検証(作成方法)
初版:2026-11-06 / 最終更新:2026-11-06